D&I Blog

このブログでは、今までに培ってきた技術的なことや、得意としている地図のことなどについて、幅広く取り扱っていこうと考えています。積極的に新しいことにチャレンジしたいメンバーもいるので、そのようなトピックも扱っていきたいと思います。

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To mind the creative destruction

QGISで地理院タイルを表示してみよう

用意するもの

  • QGIS ※本ブログではMac版のQGISを利用しています。
  • インターネット環境

具体的な作業

TileLayer Plugin を QGISにインストールします。

  1. QGISを起動します。
  2. プラグイン」->「プラグインの管理とインストール」を選択します。
  3. 検索ボックスより「tilelayer」と入力することで、「TileLayer Plugin」がリスト上に現れますので、それを選択し「プラグインをインストール」ボタンを押します。 f:id:d-and-i:20160730103158p:plain

  4. 正常にインストールできたら、「Close」ボタンを押します。

タイルレイヤプラグインを使用するための外部レイヤ定義ディレクトリを作成・設定します。

  1. 外部レイヤ定義ディレクトリを作成します。私の場合は、 ~/work/QGIS/TileLayerPlugin というディレクトリを新規に作成しました。
  2. 先ほど作成した、外部レイヤ定義ディレクトリ内に、レイヤ定義ファイルを配置します。ここで、配置するファイルはTileLayer Plugin内に公開されているファイルを使用します。

    現在のファイル配置状況 ~/work/QGIS/TileLayerPlugin/GSIMaps.tsv ~/work/QGIS/TileLayerPlugin/GSIMapsDisaster.tsv

タイルレイヤプラグインの設定をします。

  1. QGISの「Web」->「タイルレイヤプラグイン」->「タイルレイヤを追加する」を選択します。
  2. 「設定」ボタンを押します。
  3. 今後の使い勝手を良くするために「プラグインをレイヤメニュー/ツールバーに移動する」にチェックを入れ「OK」ボタンを押します。 f:id:d-and-i:20160730105036p:plain
  4. レイヤメニューに「タイルレイヤプラグイン」が移動されるのを確認します。
  5. 「設定」ボタンを押します。
  6. 事前に作成しておいた「外部レイヤ定義ディレクトリ」の指定を行い、「OK」ボタンを押すことで、タイルレイヤプラグインの設定が完了します。 f:id:d-and-i:20160730111858p:plain

QGIS上に表示するタイルレイヤを選択する。

  1. レイヤメニュー または 「レイヤ」->「レイヤの追加」->「タイルレイヤを追加する」からタイルレイヤプラグインの画面を表示します。
  2. この時点で既にプラグインの設定を終えているので、一覧に表示された任意タイルレイヤを選択し「追加」ボタンを押すことでQGIS上に地理院タイルを表示することができます。 f:id:d-and-i:20160730113304p:plain

補足事項

  • 地理院タイル図を使うときの座標系番号(:epsg)は 3857 となっているようです。ですので、手持ちの情報を重ね合わせる時は、QGIS上でのOTF機能を利用するか、座標系番号を合わせる必要があります。