Ansible :: インストール方法
環境構築の手順書を書くのが面倒だったんです。
これまでのお仕事をさせて頂いている中で、幾度となく案件用に開発環境を構築してきました。 その度に「開発環境構築の手順書」なるものを書いてきたのですが、その手順書内に「誤記」「抜け」「間違い」「書かなくても出来るだろうという思い込み」があったりして、手順書を書くにも非常に大きな労力を必要としてきました。
この労力については、どうにかして「誰にでもできて」「自動化できないものか?」ということが社内での議論となり
といった構成管理ツールを使ってみようということになりました。
Chef と Ansible を比較してみて
早速、ChefとAnsibleを使用してみましたところ、つぎのような感触を得ることができました。 ※あくまで、すこし触ってみた第一印象です。
- Chef
- 一つの環境を複数人で一緒に構築していくのには向いている。
- 使いたいと思った時に、(どうも使い方が難しくて)サクッと使い始めることができなかった。
- Ansible
- 一つの環境を一人が構築していくのには向いている。
- 環境構築する側とホスト間でSSH(過去記事にSSHの接続方法をアップしていますので参考に)で接続できている環境であれば、簡単にすぐに使い始めることができた。
普段は、大人数で一緒に環境を構築していくことはなく、簡単にすぐに使い始めれるのであればということで「Ansible」を使い始めていくことにしました。
Ansibleのインストール方法
さて本ブログの本題に入っていくわけですが、私(このブログを書いている本人)は普段Macを使用しています。ですので、これから紹介するAnsibleのインストール方法は、ホスト機がMacであるということを前提に説明します。
なおAnsibleのインストール方法はすごく簡単ですので、構えずに読んで頂ければ幸いです。
大まかな手順
- Homebrew をインストールします。
- PYTHONをインストールします。
- Ansibleをインストールします。
具体的な手順
Homebrewをインストールします。
$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
※Homebrewについての詳細はこちら
PYTHONをインストールします。
$ brew install -y python
Ansibleをインストールします。
$ CFLAGS=-Qunused-arguments CPPFLAGS=-Qunused-arguments pip install ansible
参考資料
さいごに
Ansibleを使い始めてから約1年弱になりますが、未だに使い易い構成管理ツールだと思っています。今後のブログの中で、より詳細な使い方について説明していければと考えております。